平成26年9月29日、当園にてデジタル紙芝居「映像ツアー”ゆうゆうバスで行く秋の旅”」が行われました。
デジタル紙芝居とは、物語風にアレンジした観光地の映像を利用者の方々に視聴してもらい、昔話に花を咲かせながら元気になってもらいたいといった企画です。
デジタル紙芝居映像回想研究会の前田勝彦さんが作成した映像を、今回はデイサービスの36名の利用者の方々に視聴していただきました。大野市の循環バスである「ゆうゆうバス」の車内に見立てた会場で、市内の観光名所をめぐっていただくという設定です。
認知症の予防につながる効果があるとされる「回想法」の手法を取り入れ、インタビュアーが場面に応じて問いかけをしながら思い出話を語り合っていただきました。
大野和光園を出発したバス一行は、まず結ステーションにて飯降山を眺め、その後七間通りで朝市を見学しました。そこでは大野市の名水「御清水」と名物「おろしそば」を実際にいただきました。そのあと、三番通りの大野劇場で寸劇を楽しんでいただき、大野駅を経て大野和光園に戻りました。
利用者の方々は、次々に流れる市内の昔の写真に「なつかしい」「あれは良く知ってる」などと言いながら、生き生きとした表情で見入っていました。インタビュアーからの質問にも、皆さんそれぞれが細かく説明し答えてくださり、利用者さん同士での会話にも花が咲きました。
今後もこのような映像を通して、利用者の皆様に楽しんでいただけるような催しを企画できればと考えています。